Q&A
腎不全とはどんな病気ですか?
腎不全とは病名ではなく、腎臓としての機能を全うできなくなった状態のことです。糖尿病性腎症、慢性腎炎、高血圧による腎硬化症などの腎臓の病気が悪化して、腎機能が本来の1/3以下に低下すると、腎臓としての機能を全うできなくなります。
腎臓病の人はいずれ必ず透析か腎移植を受ける必要がありますか?
そんなことはありません。腎臓病にも何十種類もあり、きちんと治療すれば治るものや進行を止められるものもあります。正常の1/10程度の機能しかない腎臓でも、まだ溢れる程の生命力が残っています。透析が必要になる腎臓病の多くは慢性疾患ですから、強い意志を持って自己管理することが重要です。かかる医者を選ぶということも含めて、「絶対に透析にならない」という強い意志をもつことです。
たんぱく質制限を指示されました。どれくらいにすればよいですか?
腎不全を悪化させないためには、「血圧コントロール」と「たんぱく質制限」が重要です。たんぱく質はエネルギーとして利用される一方で有害物質を生じます。腎臓はこの有害物質を尿中に排泄する役割を果たしているため、たんぱく質摂取量を減らせば、腎臓への負荷を減らすことにつながります。厚生労働省による国民栄養調査によると、日本人は1日平均80 gのたんぱく質を摂取しています。大まかな目安として、標準体重1 kg当たり0.5 g以下(男性体重60 kgでたんぱく質30 g以下、女性体重50 kgでたんぱく質25 g以下)とすることが理想的です。